先日Google I/Oに行った取材班が日本に帰ってきて、お土産にあのヘッドマウントディスプレイ「Cardboard」を持って帰ってきてくれました。Cardboardて何って人は、ナベコがレビューしてますのでチェックしてみて下さい。
このCardboard、感動しました。材料も少なくて組み立ても簡単。簡単なのにOculus RiftのようなVR空間が体感出来てしまう。
ちょうどレビュー記事が上がったその日の夜に、宮野編集長が編集部にピザを出前で頼んでくれたのです。そのピザの箱を見たさいじょー君は、こう思いました。
「この箱でCardboardっぽいの作れるんじゃないか?!」
発想はひらめきです。思い立ったらすぐ行動です。箱が捨てられる前に蓋の部分を拝借しておきました。
グーグルはこのCardboardの作成方法を無料でネット上に公開しています。しかしグーグルが推奨する材料を全て日本で揃えるのは難しい。なにか代用できるものがあればとダイソーに行って、使えそうな材料を揃えてきました。
買ってきた素材がこちら。
■材料 ・ダンボール(ピザの箱) ・ルーペ ・マジックテープ ・マグネット ・固定するためのテープ ・はさみ ・カッター
最も悩んだ部分がレンズです。グーグルが推奨するのは焦点距離40ミリの両凸レンズ。カメラと同じレンズを買うのはさすがにコストが高すぎるわけで、代わりに使える素材を考えた結果がこのダイソーのミニルーペ。
分解も簡単にできて、一個にレンズも2枚入っていました。
では材料も揃ったところで作り方をみていきましょう。
1.設計図をダウンロードしよう
Google Cardboardの公式サイトから設計図のPDFをダウンロードできます。ダウンロードしたらA4サイズの紙に印刷しましょう。
印刷したら、はさみでカットしてダンボールに貼り付けていきます。
2.ダンボールをカットしていこう
貼った紙にあわせてダンボールをカットしていきます。
作業してて思ったのは、繋ぎ目の部分やレンズを入れる穴の部分を抜くのがとても大変。ピザの箱が意外と固くて、それだけで心が折れそうになりましたが、くじけずに頑張ります。
3.組み立てよう
ダンボールをカットできたら組み立てていきます。
もしダンボールが分厚くて折り曲げられないときはバラバラに切ってからテープで繋ぎ合わせるほうが簡単かもしれません。
4.レンズを取り付ける
分解したミニルーペをダンボールに開けた穴に取り付けます。穴はレンズの大きさにあわせてヤスリで削るといいと思います。
5.ふたにマジックテープを貼る
ダイソーで買ってきたマジックテープを、本体と蓋の部分に貼り付けます。スマホを装着して蓋で固定します。
6.完成
若干いびつな形ではあるが、なんとか完成。これが自作ヘッドマウントディスプレイだ!
実際にスマホにVRアプリをインストールして見てみると、ちゃんと3Dで見えます。写真ではちょっと分かりにくいですが。
■結果
100円ショップで揃えたものでもヘッドマウントディスプレイは簡単に作れる!
Google Playには色々なVRアプリが揃っているので、実際に興味をもった人は自分で作ってみて楽しんでみてください。
Cardboard
Google play価格:無料 開発 Google Inc.(価格は記事作成時のものです)
Google Playでダウンロード
Dive City Rollercoaster
Google play価格:無料 開発 Dive Games (価格は記事作成時のものです)
Tuscany Dive
Google play価格:無料 開発 FabulousPixel (価格は記事作成時のものです)
Hang Gliding
Google play価格:無料 開発 i-mmersive (価格は記事作成時のものです)
Dive Deep