新型コロナウイルス感染症の拠点病院(資料写真)=(聯合ニュース)
◇新型コロナ重症者の病床逼迫 初めて転院命令 政府の中央事故収拾本部によると、21日午後時点の全国の新型コロナウイルスの重症病床の稼働率は79.2%(1337床のうち1059床)となっている。重症病床の稼働率が80%を超えれば事実上飽和状態とみなす。政府は重症患者室に21日間以上入院している患者のうち、入院治療が必要ではないと判断した210人に転院命令書を送った。政府が病床問題で転院命令書を送るのは初めて。◇企業従事者の62%「公共部門の不正腐敗深刻」 政府系シンクタンクの韓国行政研究院は23日、会社員と自営業者計1000人を対象にオンラインと面接で公共・民間分野の不正腐敗への認識を調査したところ、61.9%が公共部門の不正腐敗が深刻だと答えたと発表した。行政機能別では建築・建設・工事分野と国防、警察分野で不正腐敗が最も深刻だとし、消防、社会福祉、保健・医療分野では比較的深刻度が低いとの認識を示した。◇公務執行妨害の83%が警察官対象 来年から処罰厳格化 警察官による公務執行を妨害する事例が相次いでいることを受け、警察は対応を強化することを決めた。警察庁によると、今年1月から11月までの警察官に対する公務執行妨害は5825件に上り、全体(7001件)の83.2%を占めた。大法院(最高裁)量刑委員会は、警察庁が要請した公務執行妨害事件の量刑基準改善案を一部反映し、来年3月から被害者が処罰を望まない場合に減刑する「処罰不願」条項を削除する見通しだ。◇韓中外務次官 きょう4年半ぶり戦略対話外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官と中国の楽玉成外務次官は23日、外務次官級戦略対話をテレビ会議形式で開催する。韓中の外務次官による戦略対話は、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足初期の2017年6月以来4年半ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大により非対面で開かれることになったが、韓中関係発展策や朝鮮半島、地域、国際的協力策、情勢などが幅広く話し合われると予想される。
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