高付加価値&高コスパな最新スマホ8モデルをピックアップ!
昨年来、カメラ性能の進化とともに5G対応が進むスマホの最新端末。2021年はその傾向が強まる一方、ハイエンドとエントリーモデルの二極化が顕著になってきた。そんなスマホの動向とともに、特筆すべきエポックメイキングな機種について、専門家・佐野正弘さんのコメントを交えて紹介する。【細部の構造や作例などすべての写真を見る(全24枚)】
2021年のスマホ業界は、旧菅政権による要請のもと、キャリア4社の“料金引き下げ合戦”から始まった。「料金を引き下げざるを得なくなったほか、端末の値引きがほぼできなくなったことから、各社とも高額なハイエンド機種を売りにくくなってしまいました。2021年に2~3万円台のスマホが急増したのはそのためです。一方、売りにくいものの10万円超で最新技術を詰め込んだハイエンドも充実。端末の二極化が大きく進んだ印象です」そう話すのは、携帯電話ライターの佐野さん。ハイエンド路線とひと口に言ってもさまざまな方向性がある。特に話題を集めたのが、シャープ「AQUOS R6」やライカ「LEITZ PHONE 1」(ライツフォン ワン)といった機種が“1インチセンサー”の搭載で実現した、カメラ画質のさらなる向上だ。その代表格こそ、ソニー「Xperia PRO-I」(エクスペリア プロ アイ)である。単体での性能はもちろん、周辺機器も充実させることで、本格的な撮影に臨めるようにした。マニュアル撮影で細かい調整ができるなど、カメラらしい使い方を楽しみながら撮影に没頭できるのがポイント。Xperia PRO-Iで、新次元のスマホ写真体験を味わってもらいたい。【教えてくれた人】携帯電話ライター 佐野正弘さんエンジニアとしてデジタルコンテンツの開発に携わった後、携帯電話・モバイル専門のライターへ。現在、業界動向から端末レビューまでスマホやモバイル製品に関連した幅広い分野の執筆などを手掛ける
ソニー 「Xperia PRO-I」
・高精度なAFで被写体を逃がさない!デジカメ感覚で使える本格撮影用の1台【ソニーのプロ向けとなるXperia PROシリーズながら、カメラにあまり詳しくない人でも扱いやすくしてセミプロにまで対象を広げています(佐野さん)】ソニー「Xperia PRO-I」(19万8000円※オンラインストア SIMフリーモデル価格)プロフェッショナル仕様のパラメーターや設定で、シネマティックな動画撮影にも挑戦できる。OSにはAndroid 11がプリインストール済み。チップセットは、Qualcomm Snapdragon 888 5G。バッテリーは4500mAh。約 W72×H166×D8.9mm、約211g。▼1インチセンサーによるずば抜けた描画力ソニーのプレミアムコンパクトデジカメ「RX100 VII」の1.0型イメージセンサーをXperia PRO-Iに最適化。感度の高さ、ノイズの低さ、ダイナミックレンジの広さは、スマホとは思えないほど圧倒的。▼幅広い被写体に対応できる最新鋭のレンズ構成!カメラは16mm超広角、24mm広角、50mm標準という3つのレンズで構成。幅広い被写体に対応できる。また、F値は2.0/4.0の2段階で切り替えが可能。シーンに応じてボケ具合や光量を調整するのも自在だ。▼ボケ味の美しいポートレートから躍動感ある子供まで撮影できる!1インチセンサーとトリプルレンズの相乗効果により、これらのような写真を撮影可能。手前をきれいにボカす、夕景のグラデーションを美しく記録するなど、ワンランク上の1枚を残せる。▼デジカメのような高級感あるシャッターボタン!デジカメのようなのシャッターボタンのデザインが特徴。シャッターを押した時の感触は、デジカメそのものだ。このほか、リブを施したメタルフレームによって、スマホをホールドできる。▼多彩な対応アクセサリーで本格的な動画撮影にも対応!3.5インチの外部ディスプレイ「Vlog Monitor」や、VLOG用カメラの周辺機器として知られるシューティンググリップ「GP-VPT2BT」(いずれも別売り)にも対応。本格的な撮影が思いのまま。「Vlog Monitor」を組み合わせて使えば、自撮り撮影もラクラク。シューティンググリップ「GP-VPT2BT」に備えるシャッターボタンで録画開始や一時停止などの操作がしやすい。
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