夜空に「ピスケ&うさぎ」 台湾・南投でドローンのショー=南投県政府提供
(南投中央社)中部・南投県で春節(旧正月)期間に開かれた「南投ランタンフェスティバル」(南投灯会)で、イラストレーターのカナヘイさんが手掛ける「カナヘイの小動物」とコラボレーションした光のショーが上演され、小型無人機(ドローン)300台によってキャラクター「ピスケ&うさぎ」のイラストが夜空に描かれた。同フェスは1月29日から今月20日まで開かれた。カナヘイの小動物とコラボしたショーは、新春の特別プログラムとして一部日程で上演され、注目を集めた。カナヘイさんは20日、自身のツイッターでショーの映像を紹介。「直接観たかった…!」と感想をつづった。この投稿は1300件以上リツイートされ、6300件を超える「いいね」がついた。南投県政府の陳志賢観光処長は24日、取材に対し、ドローンによるショーが台湾のインターネット上で話題になっただけでなく、カナヘイさんの投稿によって日本でも注目されたことに触れ、「台湾や南投の素晴らしさを世界に見てもらえた」と喜んだ。県は来年が卯(うさぎ)年となることから、カナヘイさんを南投の観光PRキャラクターとして起用したい考えを表明している。陳処長は、来年、カナヘイさんを南投に招き、美しい風景やグルメを楽しんでもらいたいとし、さらに多くの協力の機会が生まれることに期待を寄せた。(蕭博陽/編集:名切千絵)