パタヤ)Nordic「残骸エリア」でケーブル窃盗、4人逮捕(動画付き)

沿ってデジタル
01 Aug 22

2022年3月1日　PJA NEWS)

パタヤ)Nordicの「残骸エリア」でケーブル窃盗、4人逮捕(動画付き)

2022年2月27日の夜9時頃、パタヤ南部のプラトゥムナックのソイ4で、人気のない不動産からケーブルなどを切断して窃盗をしていた容疑で4人が警備員につかまり、警察に引き渡され逮捕されました。

チョンブリ県有力メディアのThePattayaNewsが伝えています。

(2022年2月27日夜9時頃監視カメラ映像よりThePattayaNews報道)

ThePattayaNewsは、犯行のあったパタヤ南部のプラトゥムナックのソイ4というのは、以下の過去記事でもお伝えした不動産会社「Nordic」の、現地では残骸ともいわれている人気のないコンドミニアムやホテルが多数あるエリアであることを、Nordicへのリンクもつけて説明しています。

パタヤ)解体命令の廃墟Waterfrontに建設再開申請！実現性は？(動画付き)https://pattayaja.com/2021/10/11/25031/

Nordic(「New Nordic」)ウェブサイトhttps://newnordicgroup.com/new-nordic-thailand-monthly-newsletter-september-2021/2021年9月付け記事で、裁判所での破産処理についてのアナウンスを掲載しています。

パタヤでは、デベロッパーが倒産するなどして建築が完了しない、もしくは完成しても廃墟のように人気がなくなっている物件が多数出ています。上記記事のWaterFrontも象徴的な廃墟ですが、その他にも、プラトゥムナックのデベロッパー「Nordic」の物件なども有名で、今や残骸と言われるほどに人気のない物件が並んでいます。

この物件は、日本人向けにはバンコクの日系大手の不動産業者が「日本人向け独占販売」として販売していた「利回り10％保証、買取も保証！」などとうたっていた物件です。

利回り660％保証？過熱するタイ不動産投資の“危険な”実態　日本人も被害の恐れhttps://biz-journal.jp/2014/10/post_6208.html

この保証をしていた先はすでに倒産していますが、外国人の購入者の多くは倒産後に、不動産の購入だと思って支払ったお金は契約書を見ると、実際にはリース契約で先払いしたものだと知り、倒産後は不動産の権利すらも残らず、あまりにも詐欺的だと騒動となっています。

実際には、いくらなんでも10％の利回りを個人の投資家に保証したり、ましてや買取まで補償したりすることは、ありえないことだと一般の人でもすぐにわかりそうなものですが、「買取保証」というから物件を買ったのかと思っていたら、まさかのリース契約で所有権すらも無い契約だったというのは、意外すぎてあまりにも詐欺的だということで、購入者の外国人の間でも大きな騒動となっている有名なケースです。

このような無茶な利回り保証などをしていた物件だけでなく、一般に販売されていた物件でも、年間約1000万人も訪れていた外国人観光客が突然に消滅したのですから、不動産業界も被害は甚大で、ちゃんとした不動産屋でも休業や廃業をした業者は多くなっています。

この「Nordic」の開発物件で、現地では今は「残骸」と言われている物件が並んでいるエリアが、この窃盗事件のあったプラトゥムナックのソイ4のエリアです。

パタヤ)Nordic「残骸エリア」でケーブル窃盗、4人逮捕(動画付き)