この機能は「Transfer」と書いてはいますが、実際はアーマチュアの特定の名前のボーンに「コンストレイント」という、動きを制御する機能を追加し、前回の最後([Start Detection]押下後)に生成されたエンプティのデータを参照させているだけです。
では実際にその様子を見てみましょう。
「rig」オブジェクトが選択状態のはずですので、まずそのまま画面左上から[3Dビューポート]を[ポーズモード]に変更し、指を囲む「円」(下図参照)をクリックして選択します。その後、[プロパティエディター]の「プーリーと骨」のアイコン(下図参照)をクリックし、「ボーンコンストレイントプロパティ」に切り替えます。
すると上図のように[回転コピー]という「コンストレイント」が設定されていることがわかります。
そして「ターゲット」というプロパティに設定されているのが、前回お話した「エンプティ」なのです。その回転アニメーションを、このコンストレイントでボーンにコピーしているというわけです。
ちなみに、この後に再び[Start Detection]ボタンでキャプチャーを行うと、Webカメラからのデータ解析により、ほぼリアルタイムでこのアーマチュアをアニメーションさせることができます。