太陽光 IoT プラットフォームを開発するヒラソル・エナジーは31日、シリーズ A ラウンドで5億円超を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)、関西電力グループの K4 Ventures、東急建設、三井不動産の CVC である 31VENTURES、山梨中央銀行と山梨中銀経営コンサルティングが共同運用する山梨中銀 SDGs ファンド、ANRI。
これはヒラソル・エナジーにとって、2017年12月に実施したラウンドに続くものだ。ANRI は今回、この時に続くフォローオンでの出資参加となった。
ヒラソル・エナジーは東京大学産学協創推進本部の元特任研究員の李旻氏、情報理工学研究科博士の池上洋行氏により創業。東京大学准教授の落合秀也氏が発明した通信技術を実用化する形で生まれたスタートアップ。
太陽光発電においては、パネル保守を定期的に行い、発電パフォーマンスを最大化することで事業採算を取りやすくなる。この保守活動は稼働と手間が大きなものとなるが、ヒラソル・エナジーでは太陽電池モジュールに外付できるセンサーから稼働データを収集し、異常を自動的に検知する方法を確立した。
ヒラソル・エナジーは2017年、東大 IPC の第1回起業支援プログラムに採択された。また、アジア・アントレプレナーシップ・アワード2018 では第3位と柏の葉賞を受賞している。
同社では今回調達した資金を使って、太陽光再生事業の立上げメンバーとして、BtoB 営業、プロジェクトマネージャー 、プロダクトマネージャー、ソフトウェアエンジニア 、ハードウェアエンジニア、UI/UX デザイナー の採用を強化する計画だ。
via Girasol Energy