映像キャプチャデバイスで定評のあるAVerMediaから、新製品「Live Streamer NEXUS」(以下、NEXUS)が発売された。本製品は、多種多様な「配信でこんなことできたらいいのにな」を実現する、言わば配信者にとっての“神デバイス”と言っても過言ではない。ただ、あまりに機能が豊富なため、返ってこの製品でどんなことができるのかが分かりにくかったり、設定につまずくことも考えられる。
そこで本稿では、NEXUSの基本的なセットアップ方法から、具体的な使い方などを提案していく。また、インプレスeスポーツ部の定期配信にも出演しているストリートファイターV世界覇者のガチくんにも使ってもらい、その感想などを聞いた。
NEXUSを導入することで、ユーザーは
といったことができるようになる。
いずれの項目も、配信者にとって価値が高いもので、NEXUSは、それをコンパクトな本体で実現している。
前述のとおり、NEXUSは非常に多機能な製品だが、一言で書くなら「オーディオインターフェイス兼マクロ操作機」となる。オーディオインターフェイス部に関しては、XLR端子を備えており、高品位なオーディオグレードのマイクをPCで使えるようになる。ファンタム電源(+48V)にも対応しており、コンデンサマイクも使える。また、音声のミキシングについても強力な機能を持つ。
もう1つのマクロ操作部については、ハードウェアボタンとタッチパネルを備え、配信ソフトなどの操作をキーボードやマウスを使わずに行なうことができる。
これまでも、柔軟なミキシングが可能なオーディオインターフェイスや、マクロ操作部の機能を持つ製品はいくつか存在していた。しかし、この両方の機能を兼ね備える製品は、筆者が知る限りNEXUSのみだ。また、NEXUSの実売価格は4万円前後と、それぞれを別に買うより安くなっている。では、本製品の主要機能、目玉機能を見ていこう。