最近はほとんどのメーカーが搭載している「センサー機能」。さまざまなものを検知して効率的に運転するため、省エネにも繋がる機能といえます。しかし検知するものはメーカーにより異なるので、そこも選ぶ際のポイントになる、と仲田さん。
「センサーというと、CMでもよく見る三菱の『ムーブアイ』を思い浮かべる人が多いと思いますが、実際に一番細かく見極めることができるセンサーだと思います。人の体でも手と腕の温度の違いまでしっかり見分けますし、2人いればそれぞれの体温を見分けて風を送る方向を決めたりしますから。暑がりと寒がりが同じ空間にいる場合も、細かい温度調整に悩まされずに済みます」
人の状態だけでなく、気密性や間取りなど住まいに合わせて予測をしたり、室温の変化を先読みして強さ調節をしたりと、最新のムーブアイはかなり優秀なようです。
「日立の上位機種は、人数や人の位置、人の周囲の温度などを検知する『くらしカメラ AI』の中に、家具の位置を見分けて気流をつくる『ものカメラ』の機能をプラス。家具の位置や形状を検知し、気流の通り道を見つけてくれるので冷風を効率よく届けてくれます」
センサー機能をはじめ、機械内部の自動洗浄やWi-Fi対応など、機能が盛りだくさんの最新機種。省エネ性能だけでなく、こういった個性も考慮してお部屋に合ったエアコンを選びましょう。