日本生まれ日本育ちでも、「だいじろー」が流ちょうな英語で“発音指導”できる理由とはから続く【動画】【エセ日本語】外国人には日本語がこう聞こえる 新卒で入社した会社を半年で辞め、就活のためにタイへ飛んだだいじろーはその後、どのような道を歩むのか。 その変化を象徴する1本の動画がある。
だいじろーさん
炎天下の中、白いシャツ姿のだいじろーが、ビデオカメラを持つ相方と掛け合いを始める。「今日は何だって?」(だいじろー)「今日はソンクラーン。遊ぼうよ」(相方)「あまえんなよ! 浮かれてんなあ世の中。見てくれよ。浮かれた人たちばっかりだ」(だいじろーが通行人を指さす)「正月やからなあ」(相方)「俺は日本人じゃん。24時間勉強だよ!」(だいじろー) 現場はタイの首都バンコク。バックパッカーが集まる「カオサン」と呼ばれる通りだ。そこで2人は「必勝」と書かれた日の丸入りのはちまきを締め、折り畳みテーブルを路上に並べ、あぐらを搔いて勉強を始める。すると水鉄砲を持ったタイ人たちに周囲を取り囲まれ、たちまち水攻めの集中砲火を浴びる。
この動画「 タイの水掛け祭りで勉強したらどれぐらい捗るのか? 」は2019年4月のソンクラーンの時期に撮影された。ソンクラーンとは、「水掛け祭り」として知られるタイの正月で、誰彼構わず水を掛けるのが許される恒例行事だ。だいじろーが動画の意図を語る。「休日気分のタイの情景と対比させて、真面目な日本の国民性を皮肉ったんです。タイの人たちも僕らに『水を掛けても大丈夫かな?』という雰囲気だったんですが、誰かが少し掛けると『いいんだ!』となってみんなから一斉に掛けられました(笑)。一瞬でビショビショになりましたよ。それがバズったんです!」 動画は22万回再生され、タイの新聞でも取り上げられた。 タイへ渡っただいじろーは、現地の法人に採用される「現地採用」という雇用形態で仕事を始め、日系企業などを転々とし、いつの間にかYouTuberになっていたのだ。
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