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十分な老後の資金や子どもの教育資金を準備するためには、自助努力が必要だといわれています。そんななか、資産形成の一手法として利用されているのが「投資信託」です。しかし、投資信託は貯蓄ではなく投資であるため、資産減のリスクが存在します。本記事では、投資信託により資産を減らしてしまう投資家の特徴や、失敗を防ぐ為にやっておくべきことは何か、解説していきます。
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投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてプロが運用し、その利益を投資家に分配する金融商品です。投資信託における失敗とは資産が減少することです。投資信託は貯蓄ではなく投資のため、資産が減ってしまうリスクも同等に存在します。そこでまずは、投資信託で失敗する原因としてよくあるものを紹介します。
たとえば、株式で運用する投資信託の場合、値が下がった時点で購入して、値が上がった時点で売却することで売却益を得ることができます。そのため、投資信託を始めると日々の値動きに一喜一憂してしまうことも多く、短期売買を繰り返してしまう方もいるでしょう。短期売買は、ある程度資産運用に慣れた経験者がタイムリーに行うことで利益を得ることができますが、経験者であっても売買のタイミングをタイムリーに見極めるのは至難の業です。そのため、運用に慣れていない初心者や忙しい社会人の場合、利益どころか損失を出し、失敗してしまうケースもあるでしょう。また、短期売買で大きな利益を得ようと思うと値動きの激しい銘柄がターゲットとなります。値動きが大きいということは、成功したときのリターンが大きい代わりに、失敗したときのリスクも大きいため、十分注意が必要です。一方で、長期運用の場合、長期で保有すればするほど収益は安定する傾向にあります。一時的に値段が下がったとしても将来的に利益がでることもあるため、日々の値動きに一喜一憂する必要はなく、時間をかけてじっくり運用することで失敗を防げる可能性が高いでしょう。