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10円キズをつけられた、落書きされたなど、車のイタズラ被害を受けたときは、真っ先に警察に通報し、被害届を出しましょう。
一般的に、車に対するイタズラ行為は証拠不十分で捜査は難しいようですが、犯人が見つかれば、損害賠償義務を追求することができ修理費用を請求することができます。
警察に連絡した後は、任意保険会社にも連絡しましょう。警察に被害届を出したかどうかが重要になるケースもありますので、必ずセットで行います。
被害の状況を保存しておきたい場合は、スマホカメラで撮影しておくのが簡単です。警察・保険会社ともに被害証拠が必要な場合がありますので、写真やドライブレコーダー映像などを提出できるようにしておくと安心です。
ガラスを割られたなども酷い被害を受けた場合は任意保険を使って車を直すのがおすすめですが、被害状況によっては保険を使わずに自費(自腹)で直したほうがお得なケースがあります。
任意保険は使用すると翌年の保険料が上がる仕組みになっています。したがって、任意保険に被害状況を伝える際、「今回のイタズラで保険を使った場合、翌年の保険料がいくら上がるか」も一緒に質問しましょう。
飛び石による窓ガラスの傷は事故扱い!車両保険や修理費用はどうなる?
車を修理してもらうディーラーや整備工場が決まったら、修理の見積もりを出してもらいます。
このとき、2で確認した翌年の保険料の増額分が修理見積もりよりも大きい場合、任意保険を使って車を直すとお得感がなくなってしまいます。
軽微な修理であれば、保険を使わずに自費で修理するのがおすすめです。
車上荒らしや車両盗難などの酷い犯罪被害や、ドアパンチなど明らかに相手の過失による破損ではなく、ボディへの傷付けや落書きといったイタズラは、自動車保険会社が厳しく調査する傾向にあります。
なぜなら、10円傷やら落書きといった故意によるイタズラは、言ってしまえば自作自演が可能な案件だからです。そのため「ユーザーが自分で付けた傷ではないか?」「ウソを付いて保険料を受け取る気ではないか?」などを調査する必要があるのです。
それゆえ、イタズラ被害の認定を得られずに保険料の支払いを拒否されるケースも少なくないようです。
保険会社の対応や方針によるため有効な解決法はありませんが、以下2つを提案します。
前述の通り、自動車保険は使用すると翌年の保険料が上がる仕組みになっています。
したがって、厳しい調査を経て保険料がもらえても、翌年からアップする保険料のせいで、トータルで損をする可能性もあるのです。
イタズラ被害の大きさにもよりますが、修理見積もりと来年の保険料の比較結果によっては、保険の適応にこだわらなくてもよいでしょう。
ユーザーによる自作自演が疑われがちなイタズラが、犯人の手によるものと断定する根拠になりうるのは、同様の被害が近隣でも多発したときです。
軽微なイタズラであっても、警察への届け出が複数寄せられれば、警察や保険会社が「同一犯による器物損壊」として調査・認定をしてくれる可能性が高くなるかもしれません。
そのため、どんなに軽微なイタズラ被害であっても警察に届け出ることは重要といえます。
イタズラに対して支払われる損害金額は、被害の程度によって異なります。ドア1枚の傷と、車をぐるっと1周するような傷では、修理金額が異なるためです。
ただし、車両保険に免責金額を設定している場合は、修理代全額に対しすべて支払われないことがあります。例えば、免責金額を5万円に設定しているとき、修理代が7万円でも支払われる保険金は2万円となります。
また、イタズラの犯人が捕まった場合は、修理代として自分が負担した金額を請求できます。
【車をぶつけた&擦ったら!】絶対にすべき対応と修理代や保険料の注意点などを解説
車へのイタズラは、他の事故や事件に比べると警察は積極的に動いてくれません。そもそも器物損壊の犯人の逮捕率はとても低くなっています。
しかし、近年はドライブレコーダーのカメラや防犯カメラにより、犯人に繋がる手がかりが残っていることが増えてきました。わざわざイタズラ犯を張り込みで現行犯逮捕できなくても、画像や動画などの証拠が取れている場合、犯人が特定しやすくなります。
また、同じようなイタズラ被害が近隣地域で頻発している場合などは、警察も動いてくれる可能性があります。軽微な被害でも警察に届け出ることはムダではないため、必ず通報しましょう。
人や他の車の出入りの邪魔になる場所に車を停めていると、恨みや腹いせでイタズラされるかもしれません。
指定場所以外の路上駐車や迷惑駐車は、交通事故や渋滞の原因にもなりますので、イタズラ被害がなくてもやめましょう。
自宅駐車場に停めている自分の車だけイタズラ被害に遭った場合は、恨みや腹いせかもしれません。通りすがりの犯行ではなく、近所に住む人間によるイタズラの可能性もあります。
住んでいる地域の治安や状況などを考えて、カーカバーなどを導入しましょう。
高級車が目立つ地域や駐車場の場合、目をつけられてイタズラされることがあるようです。しかし、一概に「高級車だからイタズラされやすい」「目をつけられやすい」とは言えず、犯人の心理によるところが大きいでしょう。
高級車に限らず、ドライブレコーダーやダミーカメラなどで事前対策はしておくと安心です。
【要対策】盗難に遭いやすい車種ランキングTOP10!盗まれやすい理由も
防犯カメラを駐車スペースに設置しておくことで、イタズラされたときの映像を証拠として残すことができます。
最近では小型でも性能がいいものも多く、防水機能や高感度カメラがついている商品、スマホで動画確認できるタイプもあり非常に便利です。
また、センサーライトも設置しておくと、イタズラの犯人のカメラ映像が鮮明に残るので防犯カメラとセットでおすすめです。
前後カメラ1080PフルHDで鮮明に夜間でもきれいに録画できるカメラです。Gセンサーが搭載されているので、エンジンを切って駐車している状態でも衝撃を感知した時に自動で録画してくれます。
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カーセキュリティは、アパートの駐車場などでカメラをつけるスペースがない時などにおすすめです。 ウィンドウやボディにちょっとした衝撃があるだけで、警報が鳴ります。
住宅地で大きな音が鳴るのが気になる方は、LEDでのお知らせやリモコンに異常を伝える仕組みのカーセキュリティがおすすめです。
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カーセキュリティおすすめ人気15選と選び方|複数タイプを組み合わせて使うべし!
ダミーのカーセキュリティはライトが点滅するだけの装置ですが、カーセキュリティーがついてることを周りにアピールできるので、イタズラ対策には効果抜群です。
ただし、車上荒らしや車両盗難などのプロの犯罪集団はダミーだと見破ってしまうケースが多いです。こういった重大犯罪に備える場合は、本物のカーセキュリティとの併用をおすすめします。
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最近のドライブレコーダーには、衝撃を検知したら自動で録画開始すしてくれる商品もあります。通常は運転中の撮影、駐車中は防犯カメラ代わりになるので一石二鳥です。
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軽い気持ちでイタズラをする人は、わざわざカバーを外してまでやらないだろう、という考えから車のボディカバーも防犯対策になります。
また、ボディカバーをかぶせると車種がわからなくなるため、高級車を狙ったイタズラなどにも効果抜群です。
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軽い気持ちでイタズラをされないようにするために「この車はセキュリティにより常に監視されています」と分からせることは有効です。
さらに、紹介した防犯アイテムを複数組み合わせて使うことで、車上荒らしや車両盗難などの防犯対策にも力を発揮します。
自宅の周辺環境や駐車場との距離などを考えて、イタズラ防止グッズや防犯アイテムを導入することをおすすめします。
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