Washington Postに載っているのもやはりモロッコで10年以上獄中生活している西サハラ独立運動家Naama Asfari氏の夫人の事例で、先月iPhone 11で着信したiMessageでなんらの警告音もないまま侵入されてしまいました。アムネスティインターナショナルが調べてみたら、昨年10月から今年6月にかけて訪仏中に数回に渡ってPegasusに侵入された痕跡がありました。
ここまで読んで「自分も狙われた要人かもしれない!マクロン大統領も狙われたんだし!」と不安に駆られたみなさまのためにアムネスティは検出ツールも用意しています。端末のバックアップ全ファイルのコピーをとって(完全メモリダンプ取得) 、マルウェア配信関連のIOC(indicators of compromise)も入れたりとか、ちょっと使いこなすのはテクニックが要りますが、手順通りにやれば所要10分ほどでデータをフルスキャンして侵入件数を表示してくれますよ。