ピクシブ(株)は6月29日、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」の正式版リリースを2021年夏に決定したと発表した。それに先駆け、3Dキャラクターの創作に活用できるサンプルモデル3体をベータ版「VRoid Studio」に追加。さらに、3Dキャラクターモデルの共有サービス「VRoid Hub」にて、「VRoid Studio」でそのまま利用可能なモデルデータの無料配布を開始している。
「VRoid Studio」は、VTuber(バーチャルYouTuber)やVR/AR空間上でのコミュニケーションなどで利用できる3Dアバターを制作できる無料ツール。ペンタブレットで髪型をモデリングしたり、筆圧感知やレイヤーに対応した編集ツールで思い通りにテクスチャを描き込むことが可能で、キャラクターの印象を決める目や顔、身体のパーツは自由に組み合わせて調節できる。作成したモデルに喜怒哀楽や瞬きなど多彩な表情を与えることが可能だ。
本ソフトは2018年8月からパブリックベータテストが行われてきたが、とうとう今夏にも正式リリースされることになった。正式版ではユーザーインターフェイスのデザインが全面的に見直されるほか、キャラクター表現の幅を広げる新機能を追加するという。
なお、ベータ版は「VRoid」の公式サイトからダウンロード可能。執筆時現在の最新版はv0.14.0で、Windows/Macで利用できる。サンプルモデルに「AvatarSample_A」「AvatarSample_B」「AvatarSample_C」を追加したほか、男性・女性モデル用のアニメーションが拡充されている。