Samsungの折りたたみ型スマートフォン「Galaxy Z Flip」シリーズの最新モデル「Galaxy Z Flip 3 5G」がまもなく日本上陸を果たします。発売は10月上旬ですが一足先に貸出機をゲットできたので、実際に折りたたみ機能を含めて外観をチェックしてみました。
Galaxy Z Flip 3 5G(ギャラクシーZフリップ3 5G)|Galaxy公式(日本)
https://www.galaxymobile.jp/galaxy-z-flip3-5g/
Galaxy Z Flip3 5G SC-54B | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/product/sc54b/
「Galaxy Z Flip 3 5G SC-54B」はこんな感じの化粧箱。国内ではNTTドコモとauが取り扱う予定で、今回の貸出機はNTTドコモ版なので化粧箱にはNTTドコモのロゴが入っています。
中身は本体・両端がType-CのUSBケーブル・SIM取り出しツール。今回は貸出機ということで、本来入っているクイックスタートガイドは入っていませんでした。
これが本体。カラーバリエーションは「クリーム」「ファントムブラック」の2色で、今回のモデルは「クリーム」です。
最大の特徴は、縦に折りたためるという点。
完全に折りたたんだ状態が以下。開いた状態では縦166mm×横72mm×厚さ6.9mmですが、折りたたみ時は縦86mm×横72mm×厚さ15.9mmになります。
この「折りたためる」という仕組みは、スマートフォンの登場以前に隆盛を極めていたフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を思い起こさせます。
折りたたみタイプのフィーチャーフォンには、ボタン1つでパカッと開き、浅い角度まで閉じると磁石の力で自動的に折りたたまるという機構が搭載されているものもありましたが……
今回のFlip 3にはそうした機構は存在しません。
なので、開く角度を無段階調節できますが、反面、フィーチャーフォン時代に見られた「手首のスナップを使って片手だけでパカッと開く」というのは困難。片手だけで開こうとすると、ディスプレイの隙間に指を差し込んでからこじ開ける…… という感じになります。
今度は外観を見ていきます。メインディスプレイは、120HzのリフレッシュレートとDynamic AMOLED(有機EL)を備えた約6.7インチのInfinity Flexディスプレイ。
上部には1000万画素のパンチホール式のインカメラがあります。
折れ曲がる部分はシワのような折り目がついていることが視認できます。
背面側が以下。
メインカメラはそれぞれ1200万画素の超広角レンズ&広角レンズという2眼構成。
カメラの横は1.9インチのSuper AMOLEDカラーディスプレイが搭載されており、タップすると壁紙や任意の画像を表示させることができます。
また、通知表示・ミュージック・天気予報・今日のスケジュール・アラーム・タイマーなどのウィジェットの確認や、端末を閉じたままの通話応答も可能。
さらに、完全に折りたたんだ状態で電源ボタンをダブルタップすると、メインカメラのプレビューウィンドウとしても機能するので、光学手ぶれ補正付き1200万画素のメインレンズを使った自撮りをプレビューしながら撮影できます。
側面については、右側面に指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンと音量ボタンがあります。
左側面にはSIMカードスロットがありました。
底面にはスピーカーとUSB Type-Cポートがあります。
天面側はインターフェイスなし。
重量は実測185gでした。
一部のアプリは折り曲げて角度を付けた際に「上下画面分割機能」に対応しており、YouTubeアプリは上画面でムービー再生、下画面でコメント欄閲覧などが行える他……
別個のアプリを上下に表示することも可能。角度を付けると、上画面はスマートフォンスタンドに立てたような状態になって見やすいというメリットがあります。
Samsung「Galaxy Z Flip 3 5G」は2021年10月上旬登場予定で、価格はdocomoでは税込14万8896円、auでは記事作成時点で未定となっています。このあと、ベンチマークでスペックの調査を行って記事化する予定です。