【2月19日 AFP】トレーニング中にバスに追突して重傷を負った自転車ロードレースのエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)がインスタグラム(Instagram)を更新し、命を落としかけた事故から1か月もたたない中で復帰に向けたリハビリの様子を公開した。
投稿された映像の中で、25歳のベルナルは2匹の犬に見つめられながら自転車型トレーニングマシンをこいでいた。その後カメラは、脊椎に沿ってできた、ベルナルの長い傷跡の様子も収めていた。また、マシンの背後には車いすも確認できた。今回投稿された映像の中でベルナルは、退院した際に着用していた首と背中の固定具をつけていなかった。
この映像には「できないなんて誰にも言わせない」というメッセージが添えられていた。
2019年に22歳でツール・ド・フランス(Tour de France)を制覇したベルナルは1月、今年の大会に向けて母国の首都ボゴタ近郊でイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のチームメートと練習していた際にバスに追突。
「死にかけた」と振り返ったベルナルは、肋骨(ろっこつ)11本をはじめ、膝蓋(しつがい)骨と大腿(だいたい)骨、さらに脊柱2か所と手の親指を骨折し、両肺に穴が開くけがをした。
計5回の手術を受けたベルナルは、事故から2週間後にボゴタ郊外のサバナ大学クリニック(Clinica Universidad de La Sabana)を退院した。
7月1日に開幕する今年のツールにベルナルが出場できるかどうかは不透明となっている。(c)AFP
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