撮影/女鹿成二
“好き”が頑張る活力に!人の熱意に触れると、自分もやってみたくなる。“これがあるから頑張れるし毎日が充実する” という、日常生活に欠かせないアイテムをフックに、今を輝く働く女子の、ブレずに夢中になっているハマりごとについて伺いました。モーガン茉愛羅に教わるフィルムカメラガイド
モデル&女優として活動する傍ら、プロのカメラマンとしても話題のモーガン茉愛羅さん。終わりのない趣味として、自分と一緒に成長できるフィルムカメラの魅力を伺いました。
「センスあるね。写真やってみたら?」と、趣味で撮った写真をカメラマンさんに褒められたことがきっかけでした。勢いで、すぐに写真展を開催。その時に多方面から高評価をいただけたことが自信に繋がりました。その後も運命的な出会いの連続。英語が完璧ではないまま留学して現地のフォトグラファーさんのアシスタントについたり、NYで売り込みをしてみたり。Marc Jacobsのコレクションで、個展を開催した際の写真集をお渡しできたのですが、偶然次のコレクション開催地が日本で。カメラマンとして撮影できる機会をいただきました。撮る側に立ったことで、撮られる側であるモデルとしての視野も広がった気がします。フィルムカメラの難点を一つだけ挙げるなら、現像するまで実際の写真を確認できないところ。現像したら写真が白飛びしていたり、さらには、実は撮れていなかったなんてこともあります。ただそういうリスクも含めて、フィルムにしか出せない世界観が好きなんです。
フィルムの色がどう出るかはもちろん、被写体にどう光が当たるかを日常的に研究しています。良い光に出会ったらすかさずシャッター。撮りたい瞬間を逃さないためにも、カメラは一つに絞って常に持ち歩くことがマイルールです。とはいえフィルムは、頭を使いすぎず、自分が思うままに楽しく撮影することが大切。フィルムカメラは意外と簡単に始められるし、自分の可能性をグッと広げてくれます。より自分の理想に近い写真を撮るために、あれこれ投資するのも楽しい。どこか果てしない旅を続けている気分です。
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