―［道路交通ジャーナリスト清水草一］―⇒【写真】真後ろから見るとBMW X5とソックリ
クルマの電動化はまったなし。カーボンニュートラル（二酸化炭素の排出量と吸収量を同等にするという試み）達成のため、日本でも’35年までに新車販売は電動車のみという方針です。ここでいう電動車とはハイブリッドカーやEV（電気自動車）のことですが、今回取り上げる三菱アウトランダーは、ハイブリッドカーの一種で、外部から充電もできるPHVであります！永福ランプ（清水草一）＝文 Text by Shimizu Souichi池之平昌信（流し撮り職人）＝写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
ド庶民のみなさんこんにちは！ みなさんは、災害への備えしてますか？ 必要なのはまず水と電気ですね。水がないとトイレも流せません。フロの残り湯は、災害に備えて翌日まで取っておきましょう。 じゃ電気はどうするか？ 私はエリートなので、10年前に自宅屋根にソーラーパネルを設置しましたが、お日様が沈むと発電量はゼロ。日本製の家庭用蓄電池は、超割高で超バカバカしい。テスラ製が一番コスパはいいけれど、それでも一般家庭1～2日分の容量で109万円（設置費別）とお安くないです。 一番コスパがいいのは、中古の日産リーフを買うこと。クルマから家に電気を逆流させる「V2H」の設置には100万円くらいかかりますが、リーフの100Vコンセントから延長コードを引っ張って冷蔵庫を動かし続けるくらいなら、クルマ代＋延長コード代だけで済む。先代リーフは最安30万円台～買えて、発電以外にクルマとしても使える。まさに一石二鳥です！
でも、EVには弱点がある。停電時は充電できないことです。ソーラーパネルを屋根にのっけていてもダメ。電欠になったら終わりだ。テスラなど輸入EVには、そもそもリーフのような給電システムがないので、クルマとしてしか使えない。 そこで導かれるベストチョイスは、100Vコンセント付きの国産PHV（プラグイン・ハイブリッド）です。バッテリー容量はEVより小さいけど、ガソリンエンジンも積んでいるから、それで発電すれば、トータルではEVの数倍の電力を供給できる。 PHVは、トヨタならプリウスとRAV4、レクサスNX450h＋の3モデル、三菱ならエクリプスクロスとアウトランダーの2モデルがございます。ガソリン満タンなら、冷蔵庫を2～3か月は動かせる。貴重な食料を腐らせずに済むのです。